『アナ雪2』エルサはなぜ凍った?母親イドゥナの正体までネタバレ考察

映画『アナと雪の女王2(アナ雪2)』で、多くの人が疑問に感じたのが、エルサが氷の中で凍ってしまうシーンではないでしょうか。

「なぜ、エルサは凍ったの?」
「エルサと母親イドゥナの正体とは?」

この記事では、エルサが凍った本当の理由を中心に、正体や母親イドゥナの秘密や結末、そして作品に含まれたメッセージまで徹底考察します。

※以下、ネタバレが含まれます。

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はじめに:『アナ雪2』エルサが凍ったシーンをおさらい

エルサが凍ってしまう出来事は、物語の終盤、彼女が一人でアートハランへ向かった場面で起こります。

アートハランとは、「過去の出来事や真実が記録されている」場所。
エルサは、自分を呼び続けていた“声”の正体を確かめるため、この地に足を踏み入れました。

氷河の奥へ進むにつれ、エルサはアレンデール王家とノーサルドラの民との間に起きた、過去の裏切りの真相を次々と目にします。

やがて、祖父ルーンアード王がダム建設を口実にノーサルドラの族長をだまし、精霊たちを怒らせたという事実を知ったとき、エルサの身体は氷に覆われ、その場で静かに凍結してしまいます。

エルサが凍った理由とは

結論から言うと、エルサが凍った原因は、アトーハランで「祖父ルーンアード王の裏切り」という真実に辿り着いてしまったことです。

エルサは、人間としての立場を超えて、精霊の領域に踏み込みすぎてしまったと言えます。子守唄の歌詞通りに溺れてしまいました。

エルサは自分の存在にまだ不安を抱いており、祖父が犯した罪に直面し迷いが重なった結果として、両者の架け橋であるエルサは凍結という形で試練を与えられたのだと考えられます。

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エルサの正体

エルサの正体は”人間と自然界の魔法(精霊の力)を繋ぐ架け橋”である第5の精霊です。

母イドゥナはノーサルドラ族で、自然や精霊を深く敬う文化の中で育った人物。
一方、父アグナルはアレンデール王家の人間。

つまりエルサは、

  • 精霊側(自然・調和)の血
  • 人間側(文明・王権)の血

その両方を受け継いだ存在です。

つまりエルサは第5の精霊でありながら、人間と自然界の魔法をつなぐために生まれた存在で、完全な精霊ではない“ハーフ的な存在”だったと考られます。

  • アグナル:エルサとアナのお父さん。船の事故で亡くなっている。かつてアレンデール王国を治めていた。
  • イドゥナ:エルサとアナのお母さん。船の事故で亡くなっている。アレンデール王国の元王妃。

母親イドゥナの正体とは

エルサの母親イドゥナの正体は、ノーサルドラ・太陽の民の「由緒ある一族の娘」です。

母親イドゥナは、ひとりで幾つもの秘密を胸に抱えていました。
アグナルの恩人ということも、アレンデール王国の罪さえ知っていて隠していたかもしれません。

母親イドゥナの氷のように閉ざした扉は、エルサの心と通じるものがありました。

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声の正体は?

声の正体は、幼き日の母イドゥナです。

この声は、エルサを魔法の森へと導き、「第五の精霊」としての役割を理解する旅の鍵となるものです。

故郷に危機が迫っていたため、全ての記憶が眠るとされるアートハランから母(イドゥナ)の声がエルサを呼んでいました。

共存を願う少女の尊い願いは、自身の娘たちを通じて叶いました。

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『アナ雪2』の結末が意味するものとは

最後(結末)の意味は、人間と魔法の架け橋は、エルサひとりではなく、アナの存在も必要だったということです。

アナとエルサの会話が真実ならば、母親の正しい行動(敵国の人を助けた)のご褒美に「第5の精霊・エルサ」を授かりました。

しかし、ギフトはエルサひとりではありませでした。「橋のたもとはふたつ」であるように、アナも重要な役目を担う存在だったのです。

「あなたが助けてくれたのよ」(エルサ)

〔中略〕

「精霊たちが認めた。アレンデールはあなたと続いていく」(エルサ)

出典元:映画『アナと雪の女王2』

ふたりの姉妹が魔法の森と人間の国の架け橋となりました。

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映画『アナ雪2』が伝えたいこと

『アナ雪』シリーズの前作では「真実の愛」、今作では「変わらぬ愛」がひとつのテーマとなっています。

「『変わらぬ愛』があれば変化を恐れることはない」

愛の力は偉大です。人は、永遠の愛を信じることで強く前を向いて生きていけるのです。

また、本作は“エルサはなぜ魔法を使えるの?”という疑問に答える内容になっているといいます。

『アナ雪2』を観た筆者のネタバレ感想

「エルサが本当に甘えられる相手は誰なの?」
「心から気を抜ける瞬間はあるの?」

エルサは、雪の女王としての責任、姉としての役割、そして両親を失ったことに対する罪悪感を抱えていました。
シリーズを通して描かれるエルサの抱えるものの大きさに圧倒されます。

天真爛漫な雰囲気を持つアナが常にエルサの傍にいて、大好きなクリストフと幸せな関係を築いているからこそ(本作でプロポーズ成功)、エルサの密かな孤独はより際立って見えました。

もし映画『アナ雪3』があるならば、今度はエルサの恋愛物語を期待したいところです。


因みに、『アナと雪の女王2』にはディズニー作品の隠れキャラクターが何人か登場しています。

  • ベイマックス
  • ダンボと思われる象
  • 白雪姫に似たシルエットの人物

いずれも雪遊びの回想シーンにさりげなく描かれているので、見逃した方はぜひ探してみてくださいね。

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まとめ:映画『アナ雪2』でエルサが凍った理由・正体

今回はディズニー映画『アナと雪の女王2』についてネタバレありで考察・解説してみました。

  • エルサはなぜ凍ったのか?:エルサが第5の精霊としての役割を担っていたからです。
  • 声の正体は?:エルサとアナの母親。
  • 母親の正体は?:太陽の民の由緒ある一族の娘。
  • アナとクリストフは結婚したのか?:プロポーズが成功したため結婚すると思われます。

ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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