ディズニー映画『アラジン実写版』についてです。
2019年6月7日、日本で公開された作品です。
興行収入121億6000万円の大ヒットを記録しました。
筆者も大好きで、上映当時、映画館で何回か視聴した作品です。
ということで、『アラジン』についてまとめてみることにしました。
本記事では、
「映画『アラジン実写版』のキャストは?」
「伝えたいことは?」
「やなど、登場人物たちのその後は?」
について考察しまとめていきたいと思います。
ディズニー映画『アラジン』についてご興味がある方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
本記事はネタバレを含みます。
注意してご覧くださいませ。
主な登場人物・キャスト│アラジン実写版
■アラジン/メナ・マスード
…「ドブネズミ」と呼ばれる貧しい少年。猿の相棒アブーと共に盗みを働きながら暮らしている。
■ジャスミン/ナオミ・スコット
…アグラバー王国の王女。国民のために王になることを望む。
■ジーニー/ウィル・スミス
…魔法のランプに閉じ込められている魔人。宇宙一の力がある。
■ジャファー/マーワン・ケンザリ
…本作のヴィラン。アグラバー王国の国務大臣。催眠術で王を騙している。
■ダリア/ナシム・ペドラド
…王女・ジャスミンの侍女。
■サルタン/ナヴィド・ネガーバン
…アグラバー王国の国王。妻を亡くした経験をもち、娘のジャスミンを王宮に閉じ込めている。
■アブー/フランク・ウェルカー
…猿。アラジンの相棒。
■イアーゴ/アラン・テュディック
…オウム。ジャファーの相棒。
■魔法の絨毯/フランク・ウェルカー
…魔法の空飛ぶ絨毯。感情表現豊か。
映画が伝えたいことについて考察!│アラジン実写版
伝えたいこと1:見栄を張らないで
「見栄を張らないでいい」
見栄をはることに何もメリットはありません。
見栄はまやかしでしかありません。
ジーニーへ願う魔法は、まるで見栄の象徴のようですよね。
アラジン:「アラジンってバレちゃったよ。分からないはずだろ?」
出典元:ディズニー映画『アラジン』実写版
ジーニー:「うそ…。でも、ジーニーの魔法は外面をちょいと飾るだけなんだ。だからどっかで、本当の自分が中から輝きだす」
アラジンはジャスミンに正体を見破られました。
ジャファーにかけられた「国王にする」という魔法も一瞬で崩れ去ってしまいます。
アラジンは王子になりすまし続けようとしたことで、本当に大切なものを失うところでした。
嘘に嘘を重ねると、本当の気持ちが見えなくなくなってしまいます。
本当の願いを見失います。
伝えたいこと2:ありのままで
「ありのままのアナタが一番魅力的」
金や力に本質的な価値はありません。
ジャスミンが恋したのは「金も力もない男・アラジン」でした。
周囲からドブネズミと呼ばれていても、その青年は輝いてみえました。
ジャスミンはアラジンの本質を見つめ正体を見破りましたが、アラジンは自分のことが信じられず「王子アリ―」と名乗りつづけます。
王子を演じているアラジンはちっとも魅力的じゃありませんでしたね。
個性が立ち消えていました。
正しい人間は、地位や外見に惑わされずにアナタの本質を愛してくれるでしょう。
伝えたいこと3:真実の宝
「真実の宝は『金・力』ではない」
ジーニー:「この世の金と力を全部手に入れても、満足なんかできっこないんだ」
出典元:映画『アラジン』実写版
食べ物も変えないなら話は別とは思いますが、「人の幸福度はお金で決まらない」とはよくいいますね。
ところが、本作のヴィラン・ジャファーは「金・力」を手に入れたいと願います。
宇宙の力を手に入れたジャファーは不幸になり、
自由になったジーニーは広い海へでかけ、「友・愛・家庭」など真実の宝を手に入れました。
結果、幸せになったのはジーニーでした。
伝えたいこと4:自由の素晴らしさ
「自由は素晴らしい」
宇宙一の力をもっている魔人・ジーニーが願うことは「自由(人間)」になることでした。
魔人と人間がお互いになりたがっているなんて皮肉ですね。
実写版では、「ジーニーの自由の象徴=人間になること」であり、私たちに気づきや希望をもたらしてくれているように思います。
この映画を観られる環境にいる私たち人間の大半は「自由」です。
篭のなかの鳥でも、王宮に囚われている姫でも、ランプのなかの魔人でもありません。
なんて素晴らしいことでしょうか。
宝を手に入れるための環境はバッチリ整っています。
伝えたいこと5:願いを叶えたくば、ダイヤになれ
「願いを叶えられるのは、ダイヤのような者」
魔法のランプが眠っているという『魔法の洞窟』に入るには、「ダイヤの原石のような者」が条件でしたね。
魔人ジーニーは「人の心を操ったり、誰かを殺めたり、死者を蘇らせることはできない」という注意を添えますが、本来は説明する必要などないのでは。
何故なら、それらは全て「ダイヤの原石のような者」にふさわしい願い事ではないからです。
これは悪いボスたちの願いごとですね。
ダイヤの原石のような者は正しい願いをもち、
原石が磨かれたとき、大なり小なり願いが叶うのでしょう。
古代から見た現代はそれこそ「魔法の国」ではないでしょうか。
魔法の裏を覗けば、そこには様々な偉人の努力の結晶があります。
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登場人物たちのその後について考察!【ネタバレ】
実写版を観たあとに気になるのが、登場人物たちのその後についてですね。
ディズニー映画『アラジン』アニメ版の続編(『アラジンジェファーの逆襲』『アラジン盗賊王の伝説』)を元にご紹介していきたいと思います。
以下はアニメ映画『アラジン』の続編ネタバレとなりますのでご注意ください。
その後1:アラジン
※以下ネタバレを含みます。ご注意ください※
映画『アラジンジェファーの逆襲』で王様から国務大臣になるようお願いされますが、断ります。
何故なら、世界を見るためジッとしていられないからです。
映画『アラジン盗賊王の伝説』で亡くなったと思っていた盗賊の王・父親に出会います。
妻と息子のため「黄金」に囚われていた父親の目を覚まさせます。
最後、ジャスミンとの結婚式を挙げます。
その後2:ジャスミン
王様が健在なうちは、アラジンと一緒に世界を見にいくでしょう。
アラジンと魔法の絨毯で世界を旅する様子が目に浮かびます。
映画『アラジン盗賊王の伝説』でアラジンと結婚式を挙げます。
王様になってからは中々旅できなくなるかもしれませんね。
その頃にはアラジンも落ち着き、力を合わせて国を治めるのではないでしょうか。
その後3:ジーニー、ダリア
映画『アラジンジェファーの逆襲』で、ジーニーは世界を周り王国に戻ってきます。
このことから、恐らく実写版ジーニーも世界を一周したあとに、家族と共に王国に戻ってくると予想できます。
ジーニー:「世界中のどんな宝も、友達にはかなわない」
出典元:ディズニー映画『アラジンジェファーの逆襲』
世界は素敵だったけど、孤独だったとのことです。
実写版では、ジーニーはダリアと一緒になり子どもがいるので、
「孤独」な旅ではないでしょうね。
その後4:ジャーファー(ヴィラン)
映画『アラジンジェファーの逆襲』でアラジンへの復讐を試みますが、失敗。
ジャーファーの魔法のランプが溶けたことで、消滅してしまいます。
その後5:イアーゴ(オウム)のその後
映画『アラジンジェファーの逆襲』でジャファーの支配から逃れ、贅沢な王宮暮らしに戻ろうとします。
アラジンたちのお陰で改心し、仲間になります。
映画『アラジン盗賊王の伝説』でアラジンの父親の相棒となり、王国を後にします。
オウム:「ハードボイルドな生き方がしたいんだ」
出典元:ディズニー映画『アラジン盗賊王の伝説』
イアーゴには、悪人の相棒が性に合っているのかもしれませんね。
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映画が伝えたいことやその後について考察まとめ│アラジン実写版
今回はディズニー映画『アラジン実写版』について考察してみました。
- 伝えたいこと…「見栄を張らないで(嘘をつかないで)」「ありのままで」「真実の宝とは」「自由の素晴らしさ」「願いを叶えたくば、ダイヤのような者になれ」
- その後…アラジンは父親と再会したのち、ジャスミンと結婚。ジャファーは消滅。イアーゴは新たな相棒を見つける。
などという結果となりました。
ディズニー映画は、いつも温かみがありますね。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。