ディズニー映画『バズ・ライトイヤー』は、大人気キャラクター「バズ・ライトイヤー(おもちゃ)」の原作映画という位置づけのスピンオフ作品です。
本記事では、最も注目を集める
- 同性カップルに子供ができた理由
- アリーシャのキスシーン
について徹底解説します。
※本記事は映画の重要なネタバレをすべて含みます。
同性カップルに子供ができたのはなぜ?【バズ・ライトイヤー】

はじめに、最も多くの議論を呼んだ、同性カップルに子供ができた理由についてです。
同性カップルのアリーシャでも妊娠・出産できたのは、「人工授精(生殖補助医療)」という医療技術によるものだと考えられます。

現実世界で、女性の同性カップルが子供を授かる方法には「養子縁組」や「人工授精」がありますが、作中でアリーシャのお腹が膨らむ描写があります。
そのため、彼女が医療技術により妊娠・出産したことが明確にされています。
人工授精(体外受精など):自然な性交渉ではなく、医療的な手段を用いて精子を卵子に受精させる技術です。精子バンクなどを利用すれば、女性の同性カップルでも妊娠・出産が可能です。
作中では医療技術が非常に発達されていることが示唆されていることから、他に父親が存在しているとは限らず、女性同士の子供である可能性も考えられます。
同性カップルは誰と誰?
同性カップルは、主人公バズの元相棒であるスペース・レンジャーの「アリーシャ・ホーソーン」と、科学者の女性「キコ」のふたりです。
二人は惑星トゥカニプライムで出会い、3年間の交際を経て婚約しました。
アリーシャのキスシーンはどこ?相手は誰?
アリーシャとキコのキスシーンは映画開始から“約22分20秒あたり”に描かれています。
上映中止になった背景
2022年の公開時、実は、このキスシーンに含まれる同性愛描写が問題視され、イスラム圏を含む14ヵ国で上映中止となりました。
これは、イスラム教など特定の宗教観や文化において、同性愛の描写が受け入れられないことによるものです。
なぜ同性愛の設定になったのか:ポリコレの視点
本作のアリーシャを同性愛者として設定し、その生活描写を描いた背景には、「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」への配慮があると考えられます。
ポリコレとは、「多様性を尊重し、差別的な表現がないよう配慮する考え方」です。
作中では、同性婚の描写のほか、黒人(アリーシャ、イジー)や老人(ダービー)が主要キャラクターとして活躍するなど、様々な多様性への配慮が見られます。
近年のディズニー映画では、社会の多様な価値観を反映する設定が度々話題となっています。
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映画『バズ・ライトイヤー』作品情報
| 作品名 | 『バズ・ライトイヤー』 |
| 公開日(日本) | 2022年7月1日 |
| 上映時間 | 105分(1時間45分) |
| 監督 | アンガス・マクレーン |
主な登場キャラクター(キャスト)
- バズ・ライトイヤー:主人公。スペース・レンジャー。
- アリーシャ:バズの元相棒。スペース・レンジャー。
- ソックス:バズの友達ロボット。
- イジー:アリーシャの孫。士官候補生。
- ダービー:士官候補生。仮釈放中の老人。
- モー:士官候補生。
- ザーク:本作のヴィラン。
まとめ:アリーシャの出産理由は「医療技術」によるもの
本記事では、ディズニー映画『バズ・ライトイヤー』における同性カップルの描写について解説しました。
- なぜ子供ができた?:人工授精という医療技術によって妊娠・出産が可能だから。
- 同性カップルは誰?:アリーシャとキコ。
- キスシーンはどこ?誰?:22分20秒あたり。アリーシャとキコ。
- なぜこの設定に?:ポリコレ(多様性への配慮)が背景にある。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
