ディズニー映画「ポリコレやりすぎ」なぜこうなった?【ストレンジワールド爆死】

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ディズニー映画のポリコレについてです。

近年のディズニー映画についてポリコレ映画が多いように思います。

例えば、『ストレンジワールド』『私ときどきレッサーパンダ』『リトルマーメイド実写版』などについて、「ポリコレやりすぎ!」「爆死!」という声が上がっています。


一体なぜなのでしょうか?、気になるところですよね。

ということで、

について調べてみることにしました!

もしディズニー映画のポリコレ問題について気になる方は、ぜひご本記事を覧くださいませ。

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ディズニー映画のポリコレがひどい!の声

そもそも「ポリコレ」とは?

ポリコレとは「ポリティカル・コレクトネス(political Correctness)」の略です。
「多様性を尊重する」という考え方です。

職業を例に挙げると、「看護婦→看護師」「カメラマン→フォトグラファー」などと呼ばれるようになりましたね。

こういった差別的な表現をなくすという考え方を指す言葉=「ポリコレ」です。

『ストレンジワールド』ポリコレの例

本作には、

ポリコレ欲張りセット

という声があります。

映画『ストレンジワールド』におけるポリコレの具体例は以下になります。

  1. 主人公・イーサンが黒人と白人のハーフ
  2. 主人公・イーサンが同性愛者(ゲイ)
  3. 主要人物に美男美女がいない
  4. 飼い犬・レジェンドの片足がない

登場人物が個性的です。

これらの設定は、残念ながら機能していません。ストーリー上関係ないのです。

創作物語には基本全てに“意味”があります。
その理由をついつい探してしまうため、疲れてしまうのです。

これらのことから「ひどい!」と批判の声が上がっています。

本作には「ポリコレ」が沢山詰め込まれています。

気になるブログ

本作では、ディズニー映画『私ときどきレッサーパンダ』について「なぜポリコレと言われるのか(炎上)・どうすればよかったのか…

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ディズニー映画、ポリコレで爆死?!

本作が「爆死」と言われる理由は興行収入にあります。

『ストレンジワールド』の興行収入は約3800ドル。対し、制作費宣伝費合わせて約2億ドル以上といわれており、大幅な赤字となってしまいました。

爆死の原因がポリコレ一点であるかは定かでありませんが、
ネット上の反応を見るかぎり、要因のひとつであることは間違いないようです。

興行収入が振るわず、赤字となってしまい「爆死」と言われています。

筆者は、地下の世界が神秘的で大好きです。

が、登場人物については心に残りませんでした。
もし好きなキャラがいたら、もっと夢中になったと思います。

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ディズニーのポリコレ化。なぜこうなった?考察

ディズニーは、なぜここまでポリコレに配慮する結果となったのでしょうか。
調べてみたところ、どうやら、歴史の奴隷制や人種差別が深く関わっているようです。

日本は人種差別がない国なので、
ピンとこない方も多いかもしれませんね。

付随する情報を、1つずつご紹介していきたいと思います。

  1. ポリコレ作品多し!
  2. 米国で進むポリコレ
  3. 人種差別について
  4. 従業員が告発「ディズニーは…」
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1:ポリコレ作品多し!

海外では、ディズニー映画に限らず「ポリコレ」が目立ちます。

映画でもアニメでもゲームでも漫画でも同じです。
何故なら批判の声が起こるからです。

例をあげると、

  • 美少女キャラが主人公だと「性的だ」の声
  • 黒人キャラがいないと「差別だ」の声

などです。
キャラの容姿に関する批判が多いようです。

なのでルッキズム(外見至上主義)に配慮されています。
ディズニー作品でいうと「LGBT」の描写も露骨ですね。

米国ではポリコレに配慮のない作品に対し、批判の声があがりやすいです。

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2:米国で進むポリコレ

米国では「メリークリスマス」を言わない

今の米国では、クリスマスに「メリークリスマス」を言いません。
何故なら、キリスト教徒でない人もいるからです。

代わりに使われる挨拶は「ハッピー・ホリデイズ(良い休日を)」「シーズンズ・グリーティング(季節のご挨拶を申し上げます)」などです。

日本では「メリークリスマス!」と言いますね。
元々キリスト教から伝わった風習なので不思議な感じがします。

米国のポリコレに対する意識の強さが伺えます。

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スティーヴン・ピンカーに対する「言語学会除名騒動」

無実の黒人が殺害されたり、警官らが不起訴になったりするニュースが目に止まります。
これに対し、各地で黒人らによる抗議デモが行われています。

2020年の夏、言語学者であるスティーヴン・ピンカーに対する「言語学会除名騒動」が行われました。
その発端は、スティーヴン・ピンカーが「警官による黒人射殺問題に対し、レイシズムではなく別の問題がある」とコメントしたことにありました。

また数字を用いて「暴力の衰退説」を唱え、「目に見えない暴力が含まれていない」と批判されています。
スティーヴン・ピンカーの発言は差別的だとし、除名されかけたのです。

企業でも著名人でも一般人でも関係ありません。
発言や表現に“繊細な注意”を払うことが要求されているのです。

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3:人種差別について

黒人の奴隷制

15、16世紀から19世紀まで、奴隷制は約400年続きました。
アメリカ独立のために戦った黒人兵士は20万人にのぼるとされています。自由を求めて戦ったのです。

奴隷解放の際に、アフリカ系アメリカ人の世帯に対して「40エーカーの土地とラバ1頭」の補償が約束されていました。

白人世帯に豊かさをもたらしたのは彼ら(黒人奴隷)であるのに関わらず、未だに果たされていません。

南北戦争後もアフリカ系アメリカ人への差別は解決しませんでした。
道を歩いているだけで「黒人だから」撃たれてしまうこともありました。

黒人というだけで酷使され、生命が脅かされていたのです。

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“肌色”のバンドエイド

2019年、米国サンフランシスコに住むドミニク・アポロン(45)さんが、自身の肌に合ったバンソーコを指に巻いた画像と呟きをX(旧:Twitter)に投稿し、バズりました。

「45歳で生まれて初めて、自分の肌の色に合う“バンドエイド”を貼ることがどのような感じかを知りました。最初の画像ではかろうじてそれ(バンドエイド)を見つけることができます。本当に涙をこらえています。」

ドミニクさんは、オンラインストアで肌色に合うバンドエイドを購入していたといいます。
無意識のうちにコンプレックスを抱えてきたと気づいたそうです。

深い傷を負って抱えて生きているアフリカ系アメリカ人たちにとって、映画ひとつとっても「認められている」と思える大事な場なのです。

作品に黒人のキャラクターが1人登場するということは、大きな意味をもつのです。

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4:従業員が告発「ディズニーは…」

ジョン・ラセターがセクハラ問題で解雇

2017年、元ピクサー・アニメーション・スタジオ最高クリエイティブ責任者ジョン・ラセターがディズニー解雇となっています。
何故なら、複数の女性社員に対しセクハラをしていたからです。

(現在は、 スカイダンス・アニメーションに復活しています。)

かつては「LGBT」に批判的だったディズニー

今でこそ「LGBT」を作品に多く取り入れるディズニーですが、かつては批判的でした。

かつて、ディズニーがピクシーに対し「LGBT」の表現を禁止していたというのです。この事実は、のちに従業員によって告発されたことにより明らかになりました。

米国民の関心は離れつつあるのか、ディズニー創立100周年を記念して制作された映画『ウィッシュ(WISH)』も大コケしましたね。

また現在、米国の子供たちには「ディズニー」より「ポケモン」が人気なのだとか。

ファン獲得に向けて、企業イメージを上げていく必要があるのでしょう。

これらのことから、作品化にあたって最善の注意を払う必要があることや、「LGBT」の描写が多い理由が分かります。

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ディズニー映画「ポリコレやりすぎ」なぜこうなった?爆死についてまとめ

今回はディズニー映画『ストレンジワールド』『私ときどきレッサーパンダ』などのポリコレ問題についてまとめてみました。

調べてみたところ、

  • 『ストレンジワールド』は、「ポリコレ欲張りセット」と言われている(登場人物たちのキャラクター設定によるもの)。
  • 興行収入が約3800ドル。約2億円以上の赤字で「爆死」と言われている。
  • ディズニーがポリコレ映画になる理由は、「単なるエンタメ」では済まされないから。
    ディズニー映画『ストレンジワールド』では容姿に対して最新の注意を払いつつ、「LGBT」に寛容な姿勢を見せた。

ということが分かりました。

全ての人々が心穏やかに過ごせることを願います。

ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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