考察『ミラベルと魔法だらけの家』ミラベルはギフトを貰えた?などあれこれ考察!

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今回はディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家(2021)』についてです。

本作は、第94回アカデミー賞(R)長編アニメーション作品賞(2022)を受賞しています!
監督は映画『ズートピア』のバイロン・ハワードさんとジャレッド・ブッシュさんです。

本作は、魔法が実在するファンタジーな世界観や、家族の絆や温かさ、ディズニー映画ならではのミュージカルなどが見どころです。

視聴後に、多くの謎が残るのも面白味があります。

ということで本記事では『ミラベルと魔法だらけの家』について、

「ミラベルは、結局ギフトを貰えたの?」
「5歳のときに貰えなかった理由は?」
「『君こそ奇跡だ』の意味や蝋燭との関係性は?」

など、他にもあれこれ残る疑問について考察していきたいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。

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【ミラベルと魔法だらけの家】ストーリー

魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から“魔法のギフト(才能)”を与えられるなか、ミラベルだけ何の魔法も使えなかった…。ある日、彼女は家に大きな“亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆。家族を救うため、魔法のギフトを持たないミラベルが、“唯一の希望”として立ち上がる。なぜ彼女だけ魔法が使えないのか?そして魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは!?

ミラベルと魔法だらけの家│Disney

【ミラベルと魔法だらけの家】主な登場人物

ミラベル…主人公。魔法のギフトを貰えなかった少女。
アルマおばあちゃん…ミラベルの祖父。奇跡を与えられた。
イサベラ…ミラベルの姉。完璧な少女。
ルイーサ…ミラベルの姉。力もちな少女。
ブルーノ…ミラベルの叔父。町ではタブーな存在とされている。

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【ミラベルと魔法だらけの家】家系図

【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルの魔法のギフト(才能)について考察!

ミラベルの魔法のギフトはなんだったのか?考察!

愛と優しさに奏でていたミラベルは、それにふさわしい魔法のギフト(才能)を貰いました。

動物好きなアントニオは、動物と心を通わす魔法のギフト(才能)を貰いましたね。
家族を守りたいと願うルイーサは、力持ちです。

アルマおばあちゃんの「魔法のギフトは、あなたと同じような特別なギフト」という言葉は、ある意味真実なのでしょう。

アルマおばあちゃんは、蝋燭により奇跡を授かったものの、常に恐れていました。

ミラベルの「何かが壊れたって大丈夫」「力を合わせれば直せるから」と言うセリフは、「また失ってしまうのでは」と恐れていたアルマおばあちゃんの心を温め、救います。

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ミラベルは5歳の儀式で魔法のギフト(才能)を貰えなかったのか考察!

しかし奇跡は健在だったため、ミラベルの起こす魔法のギフト(才能)は、無効だった(効果をなさなかった)のでしょう。

❝ミラベルの才能が発揮されるのは、アマルおばあちゃんの蝋燭の炎が消えたあと❞と決まっていたのです。


ミラベルが魔法のギフト(才能)の力を使ったのは物語の最後。魔法の家を復活させたときです。

マドリガル家の個人の部屋の扉には、それぞれ子どもたちの絵柄がありましたね。笑顔のない表情の絵柄もありました。ミラベルが魔法を使ったとき、それらの絵柄は消え、玄関の大きなドアに、ミラベルを中心としてみんなの笑顔が描かれました。

『魔法はなくなったけど、本当の幸せを見つけた』とするなら映画のテーマとして分かりやすくて良いですね。なぜ最後に敢えて魔法を復活させたかといえば、「5歳のときに、ミラベルも才能に合ったギフトを貰っていた(みな、元々特別である)」というメッセージを視聴者に伝えたかったのかなと思います。

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【ミラベルと魔法だらけの家】「君こそが奇跡だ」の意味を考察!

お婆ちゃんが家に執着している理由は?

まずはアルマおばあちゃんが「家」に執着している理由についてです。

アルマおばあちゃんは夫と家を追われ、新たな家を探しているときに、夫を失い、全てを失ってしまいました。そんなときに奇跡をさずかり、魔法の家を与えられました。

そんな過去があり、悲劇を繰り返したくなくて、魔法や家を守ることに必死になったのです。

しかし、おじいちゃんは、家を守るために身を犠牲にしたのではありません。家族を守るために身を犠牲にしたのです。

「君こそが奇跡だ」の意味は?

アルマおばあちゃんが「奇跡=魔法」ではなく「奇跡=家族」という真実に気づけたのは、ミラベルがいたからです。
ミラベルのお陰で、子どもたちは本当の自分の気持ちに素直になり、またおばあちゃんも自分の間違いに気づくことができました。

「君こそが奇跡だ」――このセリフは、ミラベルが魔法を復活させる前にブルーノにかけられたセリフですね。ブルーノはミラベルのお陰で家族の一員に戻ることができました。

もしミラベルがいなかったとしたら、家族の絆も魔法の家と共に崩れていたことでしょう。

家族(奇跡)を守ったミラベルこそ、奇跡なのです。

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【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルと蝋燭の光の関係性を考察!

蝋燭の絵柄には「蝶々」の絵柄があります。その他、ブルーノのビジョンに出てきたり、ラストに無数の金色の蝶々が羽ばたいたりなど、この作品で蝶々は重要なポジションを占めています。

以下は、本作で流れる歌の歌詞の一部です。

蝶たちよ しがみつかないで

別れても戻ればいい

その道を進めばいい

奇跡が訪れた 光は見えた

羽ばたいて 見つけるんだ

自分の未来を

『ミラベルと魔法だらけの家』│Disney

魔法の家にしがみついていても未来は見えません。羽ばたいてこそ光(未来)が見えるのです。

家族を守るために授かった魔法の家ですから、その家族がそれに縛られて光(未来)を見失うことがあってはならないのです。

家族の誰かが苦しむたびに、蝋燭の光は小さくなってゆきました。

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【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルが変えた(救った)未来とは何だったのか考察!

本来辿るはずだった未来とはなにか?考察!

本来、魔法の家が崩れるのは、❝イサベラが望まぬ相手・マリアーノと結婚❞したときだったのかなと思います。

イサベラはもちろん、マリアーノに恋をしていたドロレスも相当苦しんだはずです。

子どもたちが使命に葛藤する描写があるのは、主に孫の代からです。恐らくこのころからアルマおばあちゃんは「完璧にしなくちゃ」「家を強くして」などの言葉をかけはじめたのだと思います。

魔法の家に縛られ、望まぬ未来に最も苦しんでいたのは「イサベラ」だと思います。

だからこそ、ブルーノが魔法の家を守るために映し出した未来のビジョンには「ミラベルとイサベラがハグしている姿」があったのでしょう。

イサベラが本音を打ち明け、自由に踊っていたとき、蝋燭の炎ははじけんばかりに輝きました。

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結局、魔法の家が崩れてしまったのはなぜか?考察!

❝子どもたちの気持ちを代弁するミラベルと、アマルおばあちゃんが言い合いになったせい❞だと思います。

「完璧」なはずのイサベラは、ミラベルに対する態度だけは完璧ではありませんでした。ルイーサもミラベルには弱音を打ち明け、アントニオも懐いていました。
魔法に縛られていないミラベルは、家族にとって特別な存在だったことが分かります。

2人(ミラベル・おばあちゃん)の言い合いを見守っていたのはイサベラとイルーサで、その表情は悲しみに沈んでしまいます。

イサベラの本音を引き出すことには成功しましたが、アルマおばあちゃんの胸には届きませんでした。結果的に、家族の間に大きな亀裂が走ることとなったのです。

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【ミラベルと魔法だらけの家】集合写真でミラベルが放っておかれた理由を考察!「かわいそう」「ひどい」

最後に、アントニオの儀式の集合写真について「ミラベルの両親まで、ミラベルを放っているのはどうして?ひどい!」という件について考察していきたいと思います。

とくに母・フリエッタは人を癒す魔法のギフトをもらう人柄なので疑問府がつきますね。

あえて無視したのではなく、まつりごとに浮かれていて気づいていないのだと思います。

実際に大人数で集合写真を撮るときに、被写体が全員いるか……とわざわざ確認する人は少ないのではないでしょうか。

確認するとしたらカメラマンだと思いますが、この時カメラマンをしていたのは、名のない村人の誰かでした。

家族全員が、❝ミラベルもどこかに映っている❞と思いこんでいたのだと思います。
ミラベルはギフトがなく立ち位置はフクザツですから、誰かは気にかけてあげてほしかったですね。「かわいそう」「ひどい」なことには変わりありません。

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【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルはギフトを貰えた?などについて考察まとめ

今回はディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』について考察してみました。

  • ミラベルはギフトを貰えたの?…5歳のときに貰っていた。
  • ミラベルが貰ったギフトは?…奇跡(家族)を修復する力。
  • 集合写真でミラベルが放っておかれた理由は?…ミラベルがいないことに家族が気づいていないから。

などという結果となりました。

この先も生きている限り、色々あるのでしょう。
マドリガル家は助け合うことを学びましから、もう大丈夫だと思います。

❝魔法だらけの家❞便利だし楽しそうで羨ましいですね。

ディズニー映画だけあって、ストーリーが綺麗にまとまっていたと思います。後味の良い作品です。

本記事がご参考になりましたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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