映画『君が落とした青空』についてです。
本作は、ケータイ小説サイトから生まれたタイムリープ系ラブストーリー。
鑑賞後に多くの方が気になるのが、“修弥がどうなるのか”です。
「結局、修弥は生きてるの?」
「それとも……死んだ?」
とモヤモヤしたまま、エンドロールを迎えた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、修弥が最後にどうなったのか考察・原作小説との違いを比較してまとめています。
もし気になる方は、最後までご覧くださいませ!
※以下はネタバレを含みますのでご注意ください。
【君が落とした青空】あらすじ・ストーリー紹介
主人公・実結と、その恋人・修弥は高校生カップル。
しかし修弥にはとある噂が……。ふたりの間には微妙な距離があった。
そんなある日、放課後デートの帰りに、修弥が交通事故に遭う。
ところが目覚めると、その日の出来事は全て夢だった。
それ以来、実結は「今日」を何度も繰り返すことになる。
修弥を救おうと奔走しながら、次第に「大切なこと」に気づいていく――。
【君が落とした青空】主な登場人物
- 実結(みゆ):物語の主人公。ひょんなことから修弥と付き合うことになる。
- 修弥(しゅうや):実結の彼氏。クラスの中心的人物。
- トモカ:修弥の親しいクラスメイトで、美人。
【君が落とした青空】修弥の最後は死んだ?生きてる?
1:映画のネタバレ解説
映画で、明確に「死んだ・生きている」と分かる描写はありません。
具体的な結末については以下です。
映画版では、実結は最後まで”修弥が車に轢かれて亡くなってしまう”という運命に抗おうとします。
しかし結局、修弥が車に轢かれそうになり、実結が身を挺して庇います。
病院で目をさました実結は、これまで繰り返された日々が夢だったことを知ります。
その後、ふたりは再開し、互いの想いを伝え合います。
ふたりの再会シーンに「退院おめでとう」などの明確なセリフがないため、修弥の生死について、解釈の余地が残されています。
2:原作小説のネタバレ解説
最後、修弥は命をつなぎとめています。
具体的な結末については以下です。
原作小説では、最後には”修弥は車に轢かれて亡くなってしまう”という運命を、実結が受け入れます。
そのため、”繰り返される今日”の最終日、実結は修弥をムリに引き止めようとせず、彼のために精一杯笑います。
修弥が死んだと思われる事故後に、実結がそばに駆け寄ります。
そこには、これまでと違い意識が残っている修弥がいました。
ただし、そこで物語は終了しているため、病院に運ばれた後にどうなるかまでは断定できません。
【君が落とした青空】修弥は生きてる?死んだ?筆者の考察
個人的には、「修弥は生きている」と解釈しました。
何故なら、映画のラストで、実結と修弥は再会しますが、そのときの服装が実結は制服なのに対し、修弥は私服。
ふたりの「会いたかった」というセリフからも、修弥が退院し、実結の放課後に再会した可能性が考えられます。
また、もし修弥が死んだのなら、死んだときの姿である制服や患者衣で登場するのが自然に思えます。
原作小説の修弥は、少なくとも物語の最後まで生きていることを踏まえると、映画でもその線が高いのではないでしょうか。
実結の頑張りにより奇跡が起きたのですから、修弥が即死よりも辛い亡くなり方をするとは考えたくない…!
ということで、『君が落とした青空』の最後では、修弥は死んだと思わせて、生きていると結論づけてみました。
ただし、あえて曖昧な表現にされていることから、正解はなく視聴者が好きなように想像できるラストになっているといえるでしょう。
【君が落とした青空】原作と違う点3選!(全体)
修弥が実結に恋した理由が違う
修弥が実結に惹かれた理由は「人目惚れ」です。
ただし、その時のシチュエーションや実結が見せていた表情は、原作と違うようです。
原作:男子生徒たちが、雑誌の切り抜き(女性の裸の写真に落書きしたもの)を丸めて野球のボール代わりにしていたところ、女子達が嫌悪。そのなかで、実結だけ大口開けて笑っていた。
トモカが好意を寄せる相手が違う
トモカが好意を寄せる相手が違います。
原作:トモカはバイト先の社員のことが好き。
トモカは実結の恋のライバル的存在であり、ハラハラさせる存在であることには代わりありません。
映画のトモカは悪役ですが、原作のトモカは応援者的存在です。
繰り返される今日について
原作:タイムリープが夢だったというオチはなく、現実のもの。
ただ、映画版のほうも夢と事実がリンクされている部分がありそうです。
いずれにせよ、”摩訶不思議”な現象が起こったのは同じといえそうです。
【君が落とした青空】修弥は最後に死んだ?生きてる?考察まとめ
今回は、『君が落とした青空』の修也の結末や原作と違う点についてまとめてみました。
映画版における修弥の結末は、「死んだのか、生きているのか」あえて曖昧に描かれているのが大きな特徴です。
一方で、原作小説版の結末は、修弥の運命がよりはっきりと示されているため、映画との違いがファンの間で大きな話題となっています。
修弥は最後に本当に生きていたのか、それとも……?
その答えは、映画を観た一人ひとりの心の中に委ねられています。
最後までご覧いただきありがとうございました。