ジブリ映画『猫の恩返し』についてです。
監督はアニメ『ぼくらの』で知られる森田宏幸さん。
原作者は『星の瞳のシルエット』『銀色のハーモニー』で知られる漫画家・柊あおいさんです。
大変人気のある作品です。
「原作との違いは?」
「ユキちゃん死んでる説は本当?」
気になるところですよね。
ということで、実際に映画『猫の恩返し』の原作を読んだことのある筆者が、これらについてまとめていきたいと思います。
もしご興味のある方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
【猫の恩返し】原作との違い4選!
- ルーンについて
- ユキちゃんについて
- 猫の国について
- 猫の事務所(地球屋)について
原作との違い1:ルーン
猫の国の王子・ルーンの原作との違いについては以下になります。
・人間界に来たのは、ユキのクッキーの箱を買いにいくため。
・性格は「ザ・王子様」
・人間界に来たのは、ハルに会いに行くため。
・性格は「ちょっとマヌケ」。
原作との違い2:ユキちゃん
給仕・ユキちゃんの原作との違いについて以下になります。
・ユキちゃんの正体は野良猫。腹ペコなところをハルに助けられる。
最初、ハルはユキを覚えていない。
・性格は「優しくて儚げ」
・ユキちゃんの正体はハルのペット。7、8年前に飼ってた猫で、行方不明となっていた。
出会った瞬間に、ハルはユキちゃんだと気づく。
・性格は「やや強気。将来、ルーンを尻に敷く未来が見える」
ハルちゃんのトレードマークの赤いリボンは、ハルからプレゼントされたものだそうです。
因みに、猫には「大切な一人の心が離れていても伝わる」という設定があります。
ユキちゃんの心の声が聞こえていたのは、こういった“隠れ設定”があったからなのですね。
原作漫画のほうが、ハルとユキちゃんの関係に重きを置いているように感じられます。
原作との違い3:猫の国/ユキちゃん死んでる?
・猫の国にいる猫たちの正体について、明確にされていない。
・猫の国にいる猫たちの正体について、明確にされている(=人の世界にいられなくなった猫がくるところ)。
原作では、ユキちゃんとハルの会話や、猫王の王妃はヒロミのお婆ちゃんのペットだったという事実から、「亡くなった猫たち」が集まる国だといえます。
原作との違い4:猫の事務所
トトがカラスではなく、カササギです。
原作漫画では、最後の名シーン・階段が白黒の鳥だったのが印象的です。
カラスは全身「黒」ですが、カササギは「黒×白」だからです。
それも美しかったです。
また、地球屋(猫の事務所)のイメージも違います。
映画ではまるでドールハウスの世界があるようでしたが、原作ではその印象はありません。
原作は、漫画ならではのギャグコマなど、緩さが魅力的だと思いました!
本記事ではジブリ映画『猫の恩返し』について「伝えたい事はなにか・ジブリじゃないのか・原作」についてご紹介しています。…
バロンとムタが登場する漫画が他にもある!
実は、バロンとムタが登場する漫画が他にもあります。
タイトルは『ユメノ街 猫の男爵(柊あおい作)』です。
“ファンタジックでノスタルジック”な作品です。
どうやら打ち切りになったらしく、後半はやや駆け足な印象を受けるようです。
が、ファンからの評価の高い作品です。
もう一度、バロンとムタに会いたい方にはおススメしたい作品です。
【猫の恩返し】原作との違い・ユキちゃん死んでる説についてまとめ
今回はジブリ映画『猫の恩返し』原作との違いについてまとめてみました。
- 原作との違い4選…ルーン(人間界に来た理由・性格)・ユキちゃん(ハルとの関係性・性格)・猫の国について・猫の事務所について(イメージ・トトの鳥種)
- ユキちゃん死んでる説…原作では、人間界で死んでる
という結果になりました。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。