映画『陰陽師0』についてです。
原作者の夢枕獏さんと佐藤嗣麻子監督は元々仲が良く、30～35年以上前に「映画化する」という約束をしていたそうです。
佐藤嗣麻子監督が脚本にとりかかったのは2016年の頃だそうです。
今回、念願叶っての映画化、映画ノベライズです。
俳優さんたちの演技含め、圧倒的なクオリティでしたよね。
ということで本記事では、
- 映画と原作小説『陰陽師0』との違い
- 感想レビュー(ネタバレあり)
についてまとめていきたいと思います。
もしご興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。
因みに、本記事のタイトル画像は、“入場者特典 CLAMP描き下ろしカード”配布で頂いたものです。
小説『陰陽師0』の情報
あらすじ
鬼や霊が跋扈する平安時代。呪術の才に長けた学生・安倍晴明は、貴族の源博雅から「ある怪異を鎮めてほしい」と頼まれる。女王を悩ます金の龍や、若者の奇妙な死を調べる中で、晴明は都を脅かす邪悪な呪いに巻き込まれていく……。
文藝春秋公式サイト│BUNGEISHUNJU LTD
- 原作：夢枕獏
- 映画脚本：佐藤嗣麻子
- 発売日：2024年4月9日(映画公開10日前)
- 安倍晴明の学生時代を描いた完全オリジナルストーリー
小説『陰陽師0』と映画の違いは？
小説『陰陽師0』と映画の違いは、ほぼありません。
個人的には違和感なく、物語の流れは同じだと感じました。
小説の方が、登場人物の心情を細かく知れると思います。
映画と映画ノベライズ、それぞれの良さがあると思います。
小説『陰陽師0』について感想(ネタバレあり)
小説読了後は、こんなに情景が鮮やかに思い浮かんだのは初めてだと思いました。文章もすごく読みやすいです。
特に冒頭の、「“蛙を殺す”呪をかける」というシーン。初登場の登場人物が多いのに頭がこんがらがることなく、距離感もつかめて、緊迫感もあり圧巻でした。
小説のなかで一番好きなシーンです。
次に無意識のなかの戦いシーンが好きです。
映画『陰陽師0』について感想(ネタバレあり)
映画は、美しさに迫力があります。
陰陽寮のセットも見事でしたし、「炎を纏い戦うシーン」「源博雅と徽子女王の深層心理のシーン」「2人でお酒を飲むシーン」など圧倒される映像美でした。
安倍晴明がかっこいいですし、徽子女王のシーンでは涙しました。
印象の違いとしては、“学生たちを呪う儀式”のシーンが違いました。
小説ではさほど“儀式の踊り”について気に留めませんでしたが、映画では尺を多くとり、華麗に舞う姿で大きなインパクトを残していました。
小説『陰陽師0』はノベライズ作品！
正確には小説『陰陽師0』は、「原作小説」ではなく「映画ノベライズ」となります。
“既存の映画・アニメ・ドラマなどを小説化する”という意味です。
因みに、ノベライズ作品によって品質はまちまちで、「期待はずれ！」というものから「傑作！」というものまであります。
映画ノベライズ『陰陽師0』については傑作といえると思います。
因みに、原作と映像(アニメ・ドラマ・映画)の内容は違うことが殆どなので、鑑賞後は新鮮な気持ちでした。
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映画『陰陽師0』と原作小説の違いについてまとめ
今回は映画『陰陽師0』と原作小説(ノベライズ)の違いについてまとめてみました。
という結果になりました。
- 小説(ノベライズ)と映画の違い…ほぼ同じ
という結果になりました。
映画も小説も5つ星の作品です(個人的)。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
