ディズニー&ピクサー映画『ソウルフルワールド』についてです。
本作は、地上に生まれる前のソウルの世界を描く物語です。
監督はピート・ドクターさんで、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『インサイド・ヘッド』などに携わっている方です。
現在、『ソウルフルワールド』は、ディズニー+で配信されている作品です。
今回『インサイド・ヘッド2』の公開決定に伴い劇場公開されることになり話題を集めています。
色々考えさせられる作品ですよね。
ということで本記事では、
「最後のセリフや、煌めきや人生の意味は?」
「何を伝えたいの?」「22番のその後は?」
について考察していきたいと思います。
もしこれらについてご興味ある方は、ぜひ最後までご興味くださいませ。
【ソウルフルワールド】主な登場人物/声優
■22番/川栄李奈…生まれる前のソウル。問題児。
■ムーンウインド/福田転球…ゾーンに入ることでジョーたちを導く。
■カウンセラー・ジェリー/北西純子、多田野曜平、後藤敦、仲野裕、森夏姫…ソウルたちのカウンセラー。
■テリー/梅田貴公美…ソウルを数えるのが仕事。
【ソウルフルワールド】最後のセリフは?
最後のセリフは、
ジョー:「まだ分からない。でももう決めてる、一瞬一瞬を大切に生きるよ」
出典元:映画『ソウルフルワールド』
です。
最後のシーンで、地上へ戻る前にカウンセラー・ジェリーから「向こうではなにをしますか?、どんな人生を送ります?」と聞かれて、そのように回答しています。
こちらがジョーの最後のセリフで、物語の最後のセリフでもあります。
【ソウルフルワールド】「煌めき」や「人生の意味」について考察
煌めきとは何だったのか
「煌めき」は生きる意味ではありませんでした。
実際のところは、何によって煌めいたのかは差ほど重要ではなく、心が煌めいた瞬間に通行証になる……それだけだったのです。
何故なら、本作でジョーが以下のように述べているからです。
ジョー:「煌めき」は生きる意味じゃない。最後の枠は生きる準備ができたときに埋まるんだ。
出典元:映画『ソウルフルワールド』
この会話から「煌めき」は生きる意味(目的)はないということが分かります。
人生の意味とは何だったのか
人生には元々意味があるのではなく、
私たちが「煌めき」を感じたとき、それが人生の意味になるのだと思います。
ジェリーによると「生きる意味は必要ない」とのことです。
しかし「人生の意味」はあります。
ジョーと22番風に言うと「ジャズる」ことだと思います。
【ソウルフルワールド】何を伝えたいのか考察
- 現代の社会が反映されている
- 一瞬一瞬を大切に生きる
1:現代の社会が反映されている
ジョーは疲れ切った現代人をモデルにしているように思いました。
そして迷子のソウルは「うつ病」のようですね。
だとすると、22番を傷つけた偉いメンターたちは「親・教師・上司」などの指導者でしょうか。
地位が高い人に叱られると、その人の言うことが正しいと信じて傷つくこともあります。
これは22番の悩みですが、地上の人々も自信を失ったり疲れているときに、似たようなことを考えているのではないでしょうか。
2:一瞬一瞬を大切に生きる
自分の目的を果たすことに必死になっていたジョーは、いつしか今を楽しむことを忘れていました。
ジョーからしたら「鬱陶しい地下鉄」も、22番からすれば「面白い場所」でしたね。
味わえる喜び・音楽を作る喜び・空を見上げる喜び……
いまを大切にする22番には次々にいいことが起こります。
教え子に前向きな気持ちを与え、美容師と心を通い合わせ、客を笑かし、母親と打ち解け、素敵なスーツを手に入れます。
事実、ジョーがジャズ・ピアニストとして舞台に立ったときの“煌めき”よりも、22番が感じた“煌めき”の記憶や、少年時代に感じた“煌めき”の方が大きかったのです。
人生について難しく考える必要はありません。
煌めきはすぐ傍に転がっているのです。
【ソウルフルワールド】22番のその後について考察
22番は、地上に赤ちゃんとして生まれます。
ただし、生前の記憶は持ちませんから、ごく普通の赤ちゃんとして生まれます。
個人的には、なにかしらの形でジョーと会う未来が用意されているような気がします。
何故なら、最後にジョーを生き返らせる理由がよく分からなかったからです。
ジョーは記憶を持ったままですから、いつかどこかで22番と出会って「似てる…」と感傷に浸る未来があるのではないかと期待することができます。
楽しみ上手な子になりそうですね…!
本記事では映画『ソウルフルワールド』について「怖い」と言われる理由・筆者のネタバレ感想レビューについてまとめています。…
【ソウルフルワールド】最後のセリフ/何を伝えたい/22番のその後についてまとめ
今回はディズニー&ピクサー映画『ソウルフルワールド』についてまとめてみました。
- 最後のセリフ…「まだ分からない。でももう決めてる、一瞬一瞬を大切に生きるよ」
- 煌めきや人生の意味とは何だったのか考察…楽しむこと(ジャズること)。
- 何を伝えたいのか考察…難しく考えず、一瞬一瞬を大切に生きればいい。
- 22番のその後について考察…記憶を失い、地上に赤ちゃんとして生まれる。
という結果になりました。
メッセージ性のある素敵な作品でしたね。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。