映画クラユカバとクラメルカガリどっちが面白い?感想レビュー&見どころ

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映画『クラユカバ』『クラメルカガリ』についてです。

2023年、ファンタジア国際映画祭にて長編アニメーション部門「観客賞・金賞」を受賞した『クラユカバ』

現在、スピンオフ作品『クラメルカガリ』と2作品同時上映中です。

世間の評価や反応について、気になるところですよね。

ということで、

  • 見どころは?
  • 『クラユカバ』『クラメルカガリ』どっちが面白い?
  • 感想レビュー

についてご紹介していきたいと思います。

感想レビューについては、「ネタバレあり・なし」の二項目に分けてご紹介していきますので、

もしご興味がある方は、ぜひ本記事をご覧くださいませ。

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【クラユカバ/クラメルカガリ】あらすじ

クラユカバのあらすじ・ストーリー

「はい、大辻探偵社」

紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。
今、世間を惑わす“集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する!
目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る“不気味な轍”の正体とは…。
手がかりを求め、探偵は街の地下領域“クラガリ”へと潜り込む。
そこに驀進する黒鐵くろがねの装甲列車と、その指揮官タンネとの邂逅が、
探偵の運命を大きく揺れ動かすのであった…!!

映画『クラユカバ』公式サイト│塚原重義

クラメルカガリのあらすじ・ストーリー

零細採掘業者がひしめく炭砿町…通称“箱庭はこにわ”。
日々迷宮の如く変化するこの町で地図屋を営む少女―カガリ。
“箱庭”からの脱却を夢想する幼馴染―ユウヤ。

昨今この町で頻発する不審な“陥没事故”は、
次第にふたりの日常を侵食し始めて・・・
果たして、町の命運は、カガリはこの事態を乗り越えられるのか!?
困難の先で、少女は今日“ちょっとだけ”大人になる―

映画『クラメルカガリ』公式サイト│塚原重義
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【クラユカバ/クラメルカガリ】見どころ(ネタバレなし)

  1. ノスタルジックな世界観!
  2. 上質なエンターテインメント
  3. 比べる楽しさがある!

1.ノスタルジックな世界観!

「唯一無二の世界観」だと感じました。

差し込まれる音楽も戦闘シーンも良いです。
日本の良さが詰まっていて、胸が躍ります。

海外ウケしそうです。

脳医学の研究によれば「懐かしい」という感情は身体に良いそうですよ。

ストレス解消や認知症予防になるそうです。楽しみながら一石二鳥です。

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2.上質なエンターテインメント!

街や地下領域の細部まで丁寧に作りこまれています。

複雑な色使いだったり、斬新な画角だったり、アトラクションのように感じられたり、まるで紙芝居を読んでいるように感じられたり、演出が凝っています。

拘り・努力がバシバシ伝わってきます。

本作に合わせて書き下ろされた主題歌にも注目です。

  • 『クラユカバ』主題歌…「内緒の唄(チャラン・ポ・ランタン)」
  • 『クラメルカガリ』主題歌…「僕らの箱庭(オーイシマサヨシ)」

3.比べる楽しさがある!

前提として、『クラユカバ』と『クラメルカガリ』は独立した物語なので、互いに干渉はしません。

『クラユカバ』がダーク調なのに対して、『クラメルカガリ』は明るいです。
『クラユカバ』は探偵もの、『クラメルカガリ』は恋愛要素も楽しめるなど、それぞれの特色の違いを楽しめます。

しかし、世界設定が同じなのは明らかなので、そのため、もしかしたら…と想像を膨らませたり、ささやかな繋がりを追い求める楽しさがあります。

気になるブログ

本記事ではアニメ映画『クラユカバ』の意味・『クラメルカガリ』の意味について考察し、分かりやすくご紹介しています。…

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【クラユカバ/クラメルカガリ】どっちが面白い?感想レビュー(ネタバレなし)

映画『クラユカバ』『クラメルカガリ』について、前述したような魅力があります。

とくに塚原重義監督(弥栄堂)の世界観が好きな人は、無条件で楽しめるように思いました。

感動の部類としては「思わず涙する」というより、「興奮」「胸が躍る」「懐かしむ」という表現が似合っているように思います。

甲乙つけずらいのですが、いまこうして落ち着いてみると『クラユカバ』の方が印象に残っています。

「唯一無二の作品」というと、『クラメルカガリ』の方に軍配があがるように思います。

筆者はディズニーが好きなので、引き合いにだして申し訳ないですが、

『クラユカバ』を視聴した際に、ディズニーに通ずる「緻密に計算された芸」を感じ、感動を覚えました。
(※筆者は『クラユカバ』から観賞しました。)

新しいジャンルを開拓した映画だと感じました。

特に地下領域を進むところはゾクゾクしました。


一方で、『クラユカバ』鑑賞後に謎が多い、全体像が掴みづらい点もあげられます。

視聴後に、考察したいけど材料が足りなくてムズムズとします。

その点では、街・ストーリー共に全体像を掴みやすかったのは『クラメルカガリ』です。
キャラクターも魅力的です。

なので、どの要素を重視するかによって、好みが別れそうですね。

気になるブログ

本記事では映画『クラユカバ』の聖地・モデルについて分りやすくご紹介しています。…

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【クラユカバ/クラメルカガリ】感想レビュー(ネタバレあり)

クラユカバの感想レビュー(ネタバレあり)

良かった点

ノスタルジック×怪しさが最大の魅力です。

キャラクターでいうと、時計売りのおじさんが好きでした。のちのちパンフレットを見たら、操画監督・音楽のアカツキチョータさんが力を入れたシーンとのこと。(どうりで魅力的だったのね!)と思いました。

因みに声優は「指揮班長」を担当している佐藤せつじさん。ぜひメインキャラクター化してほしいところです。

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気になった点

気になったキャラクターはタンネです。

主人公・荘太郎が「子供…?」と呟いていたので、外見は子供に違いありません。

しかし、性格と声が「仕事のできる大人のお姉さん」のようだったので、脳内がこんからがって、ややストレスになりました。

個人的には年齢不詳の小柄な女性というイメージです。

他が良い感じにリアルなのに、子どもが偉い立場というのは“ザ・アニメ”という感じです。

ただ、おそらく行方不明(誘拐?)の過去があるようなので、もしかしたら深い事情があるのでしょうか。

気になります。

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クラメルカガリのネタバレ感想レビュー(ネタバレあり)

良かった点

印象的だったのは、敵同士が戦争するシーンが深刻にならないことです。面白おかしい雰囲気があり、むしろ「古き良き時代」のようにも視界に映りました。
アニメだからこそのメリットが生かされています。

キャラクターについては、女の子たちが可愛かったです。

とくに主人公の少女「カガリ」がとても魅力的でした。

ポヤポヤして捉えどころのなさや、声が好みです。声優は『五等分の花嫁』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』で知られる佐倉綾音さんでした。

地図紡ぎ第一という雰囲気のカガリですが、今後好きな人ができるとしたら、どう変化するのか楽しみです。

気になった点

作中に『ウシガエル(ネズミ捕り器)』が登場するのですが、登場したときに「わー!」と嬉しくなりました。

事前にYouTube『塚原重義 / 弥栄堂』の動画を観ていたからです。

しかし元動画を知らない人にとってはピンとこない部分もあったかと思うので、冒頭に『ウシガエル』が害虫駆除器として活躍しているカットを入れても良かったのかなと思います。(見落としていたらすみません。)

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【クラユカバ/クラメルカガリ】見どころ・感想レビューについてまとめ

今回は映画『クラユカバ』『クラメルカガリ』の見どころ・感想レビュー(ネタバレなし・あり)についてまとめてみました。

個人的には高評価の映画です。

機会があれば続きを製作を検討とのことなので、楽しみにしたいと思います。
世界に向けておススメしたくなる作品です。

ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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