ジブリ映画『魔女の宅急便』についてです。
映画は視聴している最中はもちろん、視聴後にあれこれ考察するのも楽しみですよね。
ということで調べてみたところ、『魔女の宅急便』について、以下のワードについて気になっている視聴者が多いようです。
ということで本記事では、
- ジジが喋られなくなった理由は?
- ジジの最後のセリフは?
- ジジのその後は?
- キキが空を飛べなくなった理由は?
- 最後のシーンの意味は?
について調べていきたいと思います。
もしご興味のある方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
【魔女の宅急便】主な登場人物/キャスト
■ジジ/佐久間レイ…黒猫。キキの相棒。
■トンボ/山口勝平…飛行クラブに所属する少年。
■コキリ/信沢三恵子…キキの母親。魔女。
■オキノ/三浦浩一…キキの父親。人間。
■ウルスラ/高山みなみ…画家。森に住んでいる。
【魔女の宅急便】ジジが喋れなくなった理由!原作も踏まえて考察!
ジジとキキが大切な人を見つけたから
ジジとキキが恋して、大切な人を見つけたからと考えられます。
原作では以下のように説明されています。
やがて女の子も成長し、猫にかわるようなたいせつな人ができ、結婚ということになると、黒猫も自分のあいてを見つけて、わかれて暮らすようになるのでした。
引用元:小説『魔女の宅急便』1巻
キキはトンボに惹かれていますね。
実は映画では、ジジの恋も並行して進んでいるのです。
キキから見たトンボの第一印象は、最悪なものでした。
同じくジジも、リリーに出会ったときに「ちぇ、気取ってやんの」と漏らしています。
キキがトンボと初デートするとき、ジジもリリーと初デートしています。
ジジが喋らなくなったのは、この日に帰宅した後のタイミングです。
キキがジジに相談している最中に、ジジは思い立ったように窓から出てリリーの元へ飛び出していってしまうのです。この時点で既に優先順位がキキ<リリーとなっていることが分かります。
イマジナリーフレンドという説もあるようですが、
ジジがぬいぐるみと化すシーンを見る限り、やはり特別な魔法で会話していたように思えます。
本記事ではジブリ映画『魔女の宅急便』の原作との違いについてです。「映画は原作の何巻まで?」「原作との違い・なぜそうなった…
【魔女の宅急便】ジジの最後のセリフは?
ジジの最後のセリフについては以下になります。
キキ:ジジ
ジジ:仕事?
キキ:あら、お友達?
ジジ:リリーっていうの。今いく(※照れながら)
キキ:いいよ、ちょっとだから。リリーさん、よろしくね
リリー:(にゃ~ん)
出典元:映画『魔女の宅急便』│スタジオジブリ
以上がジジの最後の台詞となります。
【魔女の宅急便】ジジのその後を考察!
その後もジジはキキと喋れないままです。
何故なら、ジジはリリーと結ばれるからです。子も生まれます。
ですが、その後もふたりの絆は変わりありません。一緒に空を飛び続けます。ジジとリリーの間に生まれた黒猫と3人で。(映画『魔女と宅急便』エンディングより)
キキとトンボもいい感じです。
【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由を考察!
- 魔女の力が弱まっている
- 魔女でいたいと思えなくなった
魔女の力が弱まっている!
本作には「魔女の力が弱まっている」という説明があります。
なぜ魔女の力が弱まっているのかといえば、
魔女の血が薄まっているから
だと思います。
本作では「魔女は血で飛ぶ」ということが語られています。
キキの母親・コキリは「魔女」で、父親・オキノは「普通の人間」です。
魔女は女しかなれませんから、母親の父も普通の人間で、さらに……
…と考えると、「血で飛ぶ」魔女の力は相当弱まっていると考察できます。
ちょっとした心のバランスで飛べなくなってしまっても不思議ではありません。
魔女でいたいと思えなくなった!
キキが飛べなくなった理由は、魔女でいたいと思えなくなったからと考えられます。
キキは飛べなくなって焦っていますが、心から飛びたいと願ってはいませんでした。
「飛べなくなったら、自分の取柄がなくなる」と思っていただけです。
因みに、キキが魔女でいたいと思えなくなった理由としては、
- 周りの子が可愛い(魔女はお洒落できない)。
- 魔女の宅急便の仕事が、喜ばれる届け物ばかりじゃなかった(ニシンのパイ)。
- 飛行船の技術が進歩していること(トンボへの想い)。
などがあげられます。
空を飛べなくなったキキが、画家・ウルスラに相談するシーンがありますね。
ウルスラ:そういうときはジタバタするしかないよ。描いて、描いて描きまくる。
キキ:でも、やっぱり飛べなかったら?
ウルスラ:描くのを辞める。散歩したり景色観たり昼寝したり。なにもしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ。
出典元:映画『魔女の宅急便』│スタジオジブリ
この会話は伏線となっており、物語の最後に回収されていることが分かります。
キキはそんなこと考えていられないくらい「急に飛びたくなった」のです。
大切な友達・トンボを救うためです。
キキが飛べるようになったのは「飛びたい」と思ったからといえます。
【魔女の宅急便】最後のシーンの意味について考察!
- 赤い靴
- 警察官
1:キキが赤い靴を眺めている理由!
- 伏線…最初、キキはショーケース越しに赤い靴(リボンつき)を眺めている
キキはお洒落がしたくて、お洒落な赤い靴(リボンつき)を眺めていました。
なぜ靴だったのかというと、魔女がお洒落するなら、頭と足元くらいしか許されないからです。
魔女の古いしきたりで「魔女は黒い服」と決まっているためです。
- 回収…最後、キキが赤い靴(リボンつき)を眺めている背後を、キキのコスプレした幼女が歩いて行く
ショーウィンドウ越しに赤い靴を眺めているところ、キキの背後を「キキのコスプレをした幼女」が歩いていきます。
頭に大きなリボン。普通の赤い靴。片手にはデッキブラシです。
つまり、その幼女にとっては、とっておきのオシャレが「キキ」なのでした。
しかしキキはお洒落な靴ではなく「履きなれた赤い靴とデッキブラシ」でお仕事を続けています。(映画『魔女の宅急便』エンディングの映像より)
2:街の警察官がウインクして通り過ぎた理由!
同様に、最後にパン屋の店番をしているキキに対し、窓越しに警察官がウインクして手を振って歩いて行くシーンがありますね。
彼は、キキが街を訪れた初日に「空を飛ぶな」と尋問してきた警察官です。
つまり、「キキ(魔女)が空を飛ぶ」ことが公的にも認められたのです。
本記事はジブリ映画『アーヤと魔女』が「ひどい」「爆死」と言われる理由と要因について(CG化の理由、意味不明、声優など)、…
【魔女の宅急便】キキが飛べなくなった理由など考察まとめ
今回は『魔女の宅急便』について考察してみました。
- ジジが喋られなくなった理由…ジジとキキがそれぞれ大切なひとを見つけたらから。
- ジジの最後のセリフ…「リリーっていうの。今いく」
- ジジのその後…リリーと夫婦になり、子が生まれる。キキとは喋られないまま。
- キキが飛べなくなった理由…元々魔女の血が薄いうえ、魔女でいたいと思えなくなったから。
- 最後のシーンの意味…キキが自分を認め、街からも正式に認められたというメッセージ。
という結果となりました。
あくまで個人の考察となります。
それぞれ視聴者が感じたこと、それがひとつの答えだと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。