さよならの朝に約束の花をかざろう│レイリアのその後は?考察(ネタバレ注意)

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映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』についての考察です。

『さよならの朝に約束の花をかざろう(2018)』は、脚本家岡田麿里(おかだまり)さんの初の監督映画です。
代表作には、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や、映画『アリスとテレスのまぼろし工場(2023)』などがあります。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』は、2023年9月8日~1週間限定で劇場公開された人気作品です。

視聴後に、登場人物たちのその後について、謎が残る作品です。

ということで本記事では、

  • レイリアやマキアたちのその後について考察
  • レイリアは何故飛び降りたのか考察

していきたいと思います。

ご興味ある方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。

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【さよ花】ストーリー

縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、
イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。

さよならの朝に約束の花をかざろう│P.A.WORKS

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【さよ花】マキアやレイリアのその後について考察

レイリアとマキアは、古の獣「レナト」の背に乗って故郷へ帰っていきました。
“レイリアたちのその後”について、『さよならの朝に約束の花をかざろう』ラストの一枚絵を参考に考察していきたいと思います。

考察1:マキアのその後について考察

まずは、手前の左側に映っている少女が「マキア」だと考えられます。ヒビオル(布)を手にしていることから、以前のような暮らしを送っていることが伺えます。

洋服を着ていることから、たまに外へ出かけているのかなという気がします。エリアルの子孫と親交を続けているのかもしれませんね。


次に、マキアと一緒にいる子どもたちについてです。
よく見ると肌が浅黒いのですよね。イオルフの民にはそのような子供はいなかった筈です。みんな金髪に白い肌でした。となるとこの子たちは「バロウ」の子供たちではないかと考えられます。

バロウは、肌が浅黒いのが特徴的です。

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考察2:バロウ、メドメルのその後について考察

となると、「バロウ」は誰と結婚したのでしょうか?

筆者は「メドメル」と結婚したと予想します。

メドメルはメゼーテ王国の皇子とレイリアの間に生まれた子です。メドメルは、父親の遺伝子を引継ぎ、メゼーテ人に多い茶髪の少女でした。

後方の右側に映っている茶髪の少女がいます。彼女も純粋なイオルフの民でないことが分かります。このことから、彼女は恐らくレイリアの娘「メドメル」で、傍にいる男性が「バルト」なのではないでしょうか。

バルトはイオルフの里と人里を行き来しています。その道中でメドメルと出会ったとしても不思議ではありません。お互いの複雑な境遇から惹かれ合うことは自然に思えます。

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考察3:レイリアのその後について考察

となると、中央に凛として立っているのが「レイリア」だと考えられます。レイリアはメゼーテに囚われたその時から、古の獣「レナト」に強い関心を寄せていました。自身の境遇と重ね合わせていたのです。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』の物語の最後、マキアに助けられたシーンでも、レナトの背を撫でて「あなたも飛んだのね」と嬉しそうにしています。


次に、手前右側にいる子供たちについてです。わざわざ描かれたのには意味がありそうですよね。

彼らが描かれた理由について、2つの捉えかたがあります。

1.レイリアが結婚したことを意味する

“レイリアが女性として幸せになった”ことを教えてくれているのかもしれません。

彼らは“レイリアの娘息子”だという解釈です。

2.レイリアがイオルフの民の長となったことを意味する

“レイリアが次期長に選ばれた”という意味が込められているのかもしれません。

彼らは“ただのイオルフの民”という解釈です。
イオルフの民がそこに描かれていることで、レイリアがイオルフの民を見守っているように見えますよね。その凛とした佇まいは、かつてメゼーテの王女であったことを彷彿とさせます。

「さよならの朝に約束の花をかざろう」の冒頭で登場したイオルフの長「ラシーヌ」は白髪でした。交代したとしてもおかしくないでしょう。

イオルフの里から強引に連れ出され、無理強いをされ、閉じ込められ、かつての恋人を失うなどの辛い記憶を重ねたレイリア。長老ラシーヌの「イオルフの外に出てはいけない」という意思を引き継ぐ者となりそうです。

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【さよ花】何故レイリアは飛び降りたのかについて考察

最後、レイリアとメドメルが出会うシーンで、何故レイリアは飛び降りたのでしょうか?

レイリアは身を投げようとしていたように見えます。「レイリア、飛んで!」というマキアの声が幻聴だと思って飛んだところ、実は本物で、偶然助かったように見えます。

赤ちゃんを産んでから、ずっと部屋に閉じ込められていたレイリア。レイリアは「我が子を抱かせてもらえない」と涙し、かつての恋人と逃げるよりも、我が子の傍に留まることを選びました。

それほどに思い焦がれていたのにも関わらず、ようやく会えた娘の名前を呼ぶことも抱擁することもありませんでした。

メドメル:「あなたは、誰?」

メドメル:「あなたがわたしの…お母さま?」

レイリア:「わたしはイオルフのレイリア。じゃじゃ馬で跳ねっかえりで男勝りで、そして自由なの」

出典元:さよならの朝に約束の花をかざろう

レイリアは「そうよ」とも「お母さまよ」とも答えませんでした。

レイリアが「我が子を抱けるとき」は自由になったときを意味しました。レイリアが本当に望んでいたものは「我が子」ではなく「自由」だったのかもしれません。

しかし、古の獣「レナト」で故郷へ帰っていくレイリアの表情から、複雑な想いが残っていることは確かです。

バロウ:「長老もお前(マキア)のその顔を見たら笑うだろうよ。お前が苦しいだけじゃない別れを教えてくれたことが嬉しくってな」

出典元:さよならの朝に約束の花をかざろう

ラストの一枚絵にあるように、その後、親子が再会していることを願います。

また、さよならの朝に約束の花をかざろうの制作陣は「あらゆる世代の人生を映す”出会い”と”別れ”を描いた珠玉の物語」だとコメントしています。
となると、テーマからして実子との「別れ」という描写は必須だったのでは、という気がします。

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「さよならの朝に約束の花をかざろう」レイリアのその後について考察まとめ

今回は映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」について考察してみました。

  • マキアのその後…以前のような暮らしをしつつ、たまに外へ出かけている
  • バロウとメドメルのその後…結婚して子宝に恵まれた
  • レイリアのその後…結婚して幸せを掴んだ、イオルフの民となった
  • レイリアはなぜ最後のシーンで飛び降りたのか…レイリアが本当に望んでいたものは「我が子」ではなく「自由」だったから

という結果になりました。

さよならの朝に約束の花をかざろうの世界観は、とても美しいですよね。
人と人の出会いに永遠はありません。必ず別れがきます。最期に良い別れができるように、筆者自身も、今から大切な人との時間を「ヒビオル」に紡ぎたいものです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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