今回は映画『人狼ゲームマッドランド』についてご紹介したいと思います。
本作は、2017年7月15日に公開された作品だ。原作は川上亮さん、監督は綾部真弥さんです。
村の住人のほとんどが「狂人」という異例の設定です。
人狼シリーズのファンからしたら、放っておけない作品です。
筆者としても、この『人狼ゲーム マッドランド』は特に好きな作品です。
本作は女の子2人の絆が素晴らしいので、「百合」好きにとってもたまらないかもしれません。
ということで、いまさらではありますが、本記事では、
「人狼ゲームマッドランドの感想レビューは?(ネタバレ有り)」
についてまとめていこうと思います。
もしご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
個人的な感想・レビューになります。
ネタバレを含みます。
【人狼ゲームマッドランド】キャスト・役職
【人狼ゲームマッドランド】ストーリー
主人公は用心棒の小池萌(浅川梨奈)。
その日行われた人狼ゲームの役職は、人狼1、予言者1、用心棒1、狂人7という“狂人村”だった。
ゲーム開始早々、“人狼”だと名乗る男・庄司蒼空(佐奈宏紀)が「襲撃されたくなければ、全員おれにひれ伏せ」と言い出す。先に“人狼”だと名乗り出た佐藤彩乃(松永有紗)もその提案に乗る。
狂人村は、瞬く間に地獄絵図のようになっていく。
絶望の状況のなか、唯一の村人陣営・少女2人の運命やいかに――……。
【人狼ゲームマッドランド】感想レビュー・ネタバレ
キャストについて
メイン4名の俳優さんの演技力が高かったので、作品に没頭できました。
小池萌演じる浅川梨奈さんのヘアセットが完璧でないのが気になりましたが、リアリティに繋がっていたと思います。もし彼女の提案なら凄いです。当時SUPER☆GiRLSというアイドルユニットのメンバーだったとのこと。可愛らしかったです。
佐藤彩乃演じる松永有紗さんが“人狼のフリ”する姿も可愛くて見どころでした。
劇中、男子生徒と言い争いになるシーンでビクついているところがあるのですが、きっと役の外では品が良い子なのだろうなというのと、実際のシチュエーションがハマっていて可愛らしかったです。
中川未来演じる飯田祐真さんも演技がお上手でしたね。特に、小池萌(用心棒)を襲撃したときの、引いているような演技がリアルでした。
庄司蒼空演じる佐奈宏紀さんは、オカマ(?)という難しい役柄を見事に演じていたと思います。
ストーリーについて
まさに最強の「用心棒」でした。女の子ふたりの絆が見どころです。
「なにがあっても綾乃を守る」と言った小池萌(用心棒)の言葉は本物でした。用心棒である限り、佐藤綾乃(預言者)を守るほかないと思うので、最後に小池萌だった意味が見いだされたのだと思います。
小池萌(用心棒)の部屋に中川未来(人狼)が襲撃しにくるシーンは、涙無しでは観られません。極限状態に追い込まれたときに育まれた友情は、常軌を期すのかもしれませんね。
人狼が昼間にも猛威を奮ったことで、2倍のスリルを味わえました。
狂人7人に対し、生き残れる狂人は多くても1人という、かなり生存率の低い人狼ゲームだったことに驚かされます。ほぼ殺人ゲームですね。
その事実に対し、生徒たちが混乱するシーンがあっても面白かったかなと思います。
人狼は吊られたり襲撃されたりすることは有りませんから、早々に名乗り出て、指名した村人を襲撃して行けば、高確率で生き残れたと思うのですが……。
それを言ってしまうと本ゲームが始まらないのです。
全シリーズを踏まえて
どのシリーズにおいても、人狼を悪とする心理は興味深いです(人狼も被害者・夜に襲撃しないと村人も全滅する)。
序盤に名乗りでれば被害者の人数を減らせるからでしょうか。
今シリーズでも、中川未来(人狼)が「殺したくて殺したかったわけじゃない」と嘆くシーンがあります。
もしかすると、闇の世界で繰り返される人狼ゲームの中には、“人狼が村人を襲撃することができずに、全滅してしまった回”も、あるのかもしれませんね。
【人狼ゲームマッドランド】まとめ
今回は『人狼ゲームマッドランド』の感想についてまとめてみました。
「狂人村」という斬新な設定や、村人側のふたりの絆や可愛らしさが魅力的な作品でした。
この先、また人狼ゲームの新シリーズが出るのなら観たいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。