映画『リメンバー・ミー』の伝説的スター、エルネスト・デラクルス。誰もが憧れるヒーローから一転、その卑劣な正体に衝撃を受けた人も多いはず。
特に気になるのは、正体が暴かれた後、
「デラクルスは、死後の世界でその後どうなったのか?」
「彼に言い放たれた『忘れてやる』という非情なセリフの真意とは?」
ということではないでしょうか。
本記事では、デラクルスの衝撃的な死因から、その後の末路までを徹底解説。あのセリフに込められた本当の意味を深掘りします。
※この記事はネタバレを含みます。
デラクルスと物語の関係性を理解するための主要登場人物
- エルネスト・デラクルス/橋本さとし:伝説のミュージシャンでスターだった。死者の国の住人。
- ミゲル/石橋陽彩:本作の主人公。ミュージシャンを夢見る少年。ある日、死者の国に紛れ込んでしまう。
- ヘクター/藤木直人:死者の国の住人。マリーゴールドの橋を渡ることを夢みている。死者の国でミゲルと旅する。
デラクルスのその後はどうなった?【徹底考察】

デラクルスの犯罪が公となったその後、デラクルスは、亡者の世界で英雄の地位を完全に失いました。聖者の国のデラクルスの像に「忘れてやる」という文字の落書きがされ、偶像化は崩壊。
デラクルス宛てのお供え物も無くなることが予想されるため、今後は豪勢なパーティを開くことができなくなります。
一方、ヘクターの元には沢山のご馳走(お供え物)が届くようになるでしょう。素晴らしい歌も披露してくれるはずです。
残念ながら、未婚のデラクルスは、多くのファンを失ったことにより、そのうちマリーゴールドの橋を渡ることさえできなくなるでしょう。
つまり、デラクルスのその後は、まるで、ヘクターと逆転した暮らしになると考えられます。
ブイブイ言わせていたデラクルスにとって、最も惨めな結末を迎えることになるのでした。
「忘れてやる」の意味とは?

「忘れてやる」の言葉は、デラクルスの名曲『リメンバーミー(私を忘れないで)』に対するの返答ととれる言葉。
また、「人々の心に生き続けること=死後も幸せに暮らせること」がテーマとされたこの世界観では、最も残酷なセリフでもあります。
デラクルスが世間から忘れ去られる日はくるのか?
デラクルスが世間から忘れ去られるかと聞かれれば疑問が残ります。
何故ならデラクルスはもう、新たなスター「ヘクター」を語るにはなくてはならない存在となったからです。
つまり今後は、罪人として語り継がれてしまう可能性が高いといえます。
このように、人々の記憶に残るのは良い事実ばかりではありません。
どのように生き、子孫にどのように語り継がれるのか、それは全て私たち次第です。人の心に長く生きるのか、成仏できず寂しい世界をさまようのか…それは、まさに『リメンバー・ミー』の世界観そのものです。
エルネスト・デラクルスの「死因」とは?
デラクルスの死因は、コンサート中に、天井にぶらさがていた鐘が落下して押しつぶされたことによるものです。
第二の死因は、「生きている人間に忘れ去られたとき」です。(作中では、デラクルスはまだ第二の死を迎えていません)
デラクルスのその後に関する最終的な結論とまとめ
本記事ではデラクルスに焦点をあてて深堀考察・解説しました。
- デラクルスのその後:ヘクターと立場が逆転し、惨めな生活を送る。
- セリフ「忘れてやるよ」の意味:彼の名曲にかかった罵り言葉であり、この世の第2の死を意味する言葉でもある。
- デラクルスの死因:落下してきた鐘に潰されて死亡・聖者の国の人々に忘れ去られたときに第二の死を迎える。
以上の結果となりました。
約6年間かけて制作された『リメンバー・ミー』。普及の名作として、今後も私たちの心のなかに生き続けるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
